OZの会-インプラント スタディーグループ




【会の発足】
「OZの会」の発足は昭和62年10月、新橋の林歯科商会(現存していない)の古びたビルの一室でした。
矯正の1年半コースを受講した9名(高木俊久・森文彦・相田能輝・山田正一・工藤登三和・工藤有子・井上健司・佐々木高憲・塩路昌吾)が集まり、歯科全般を偏りなく幅広く勉強しようということで結成し、月1回開催していました。

【会名の由来】
「OZの会」の名称は案山子、ライオン、ブリキの木こりがそれぞれ心、勇気、頭脳を求めて旅をし、
★難辛苦の末、目的地点に着いた時には、それらが備わっていたという「OZの魔法使い」から命名しました。

「OZの会」はこれまでにさまざまな変遷をしてきましたが、発足から20年が経過しました。
結成当時はすべて会員の発表だけで、自由発表であったり、テーマを決めての討論であったりしましたが、EBMを知った上のこともなく、何となく知識を吸収しようとしていたことが多く、口腔内写真もやっとのことで揃える状態であったため、すぐに行き詰ってしまいました。

その当時の大変な思い出の1つに、発表者と私とお世話いただいた業者の3人しか集まらず、寂しい思いをしたこともありました。
それでも、年1回開催の総会では著名な先生をお招きし、ご講演を聴いたり、スタッフミーティングの会をもつなど、仲良くやっておりました。

その後、私自身が昭和49年からインプラントに熱中していたこともあり、10年ほど前からサイナスリフトのライブサージェリーを中心としたコースを持ち、受講生を会員としたため、現在では250名以上になっています。

これまでに優秀で、努力され、実力をつけ活躍されている先生を輩出しました。
覚本嘉美先生(JMM)、田中譲治先生(マグネット)、高松和広先生(プラトン)、富永正志先生(顎関節)、柏原今毅先生(オステオトームテクニック)のほか、何名かの先生が知られるようになりました。



会長 : 塩路 昌吾

1966年 九州歯科大学 卒業
1973年 東京都渋谷区恵比寿にて開業
現在に至る

日本口腔メディカルプラント学会 認定医・指導医
アメリカインプラント学会 認定医
ICOI ディブロメイト
 最近、特に感じることは学問、技術は一時も滞ることなく、絶えず進歩、変化してるということです。
油断しようものなら、この歯科界から取り残されそうです。

 「OZの会」ではさまざまな情報を得るために、最初に業者による説明、次に会員の発表(特に診査、診断、その治療計画を確実にした、できれば経過のある症例の発表をお願いしています)とし、その後はディスカッショで盛り上がっています。最後に外来講師による特別講演となります。
各分野の先生によるご講演は知識、手技やスキルの習得に及びます。
ただ単に目を見張るだけでなく、客観的にも評価できる会でありたいと思っています。

 最終的には、インプラントが失われた歯牙に代わる強力な「機能」と「審美」を再生させる治療として認められ、一般的な選択肢として求められるような時代であっても、1本の天然歯の大切さを常に念頭に置く会に、また患者さんのための治療を、コミュニケーションを大事にする会にしたいと思っています
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